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ロシアワインとビーツ

青山ブション・アミュゼのペアリングに、ロシアワインが初めて採用されたとインポーターの知人からご案内いただいて、行ってきました。

 

赤の品種はクラスノストップ・フランコフカ。

ワイン自体の土っぽい湿った感じと、また食材のマヨネーズに対して赤ワインのマロラクティック醗酵させた乳酸ぽいニュアンスとがマッチしてとても素晴らしいハーモニーを醸し出していました。

赤ワインの清澄に卵白を使っているかどうかまでは情報がなくわからなかったようですが、卵との相性も絶妙でした。

 

私は「マリアージュ」「ペアリング」より、「マッシュ・アップ」という表現が好みですが、これはもとは音楽用語で二つの曲の音源の良いところを取り出してより良い楽曲をつくるといった意味のようです。

 

このロシアの赤ワインと卵とビーツのマヨネーズの前菜の組み合わせは、まさに素晴らしいマッシュ・アップを演出してくれてそのあとに続くディナーの前奏になっていたように感じました。