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マメの正体

たまにお世話になっている地元の酒屋さんに今年のヌーヴォーを取りに行ったら、対応してくれた店員さんが開口一番に、「ジュンコさんがちょっと機嫌悪くてですね・・・。」

 

よくよく聞くと、いわゆる"マメ"がある状態だそう。

自然派ワインをよく買うようになってから、マメの噂は聞くようになりましたが、さてマメとは何かというと「ヴァン・ナチュール特有の余韻の味わいが、人を不快にさせる豆や動物性脂のような状態のワイン」とのこと。

 

以前利用したことのあるワインショップさんのブログに詳しく書かれていましたが、SO2(酸化防止剤と日本では訳されている亜硫酸、亜硫酸塩、二酸化硫黄)を無添加もしくはほぼ無添加に近く造った場合にのみ出る枝豆を始めとする豆のニュアンスや獣(食肉を含む)の脂のようなニュアンス(サラミの脂だけ食べている感じ)が出ているワインを指して呼んだり、酵母の味わい、バクテリアなどの菌類を当てはめて話すこともあるようです。

 

落ち着くまで待った方がいいのか?

それとも季節ものだから今の状態を知るべきなのか?

迷った挙句、後者を選択して、おそるおそる抜栓していざ飲んでみると・・・

 

美味しかったです。

 

前述のワインショップのブログをさらに読むと、「一般的な日本食文化的生活をしている人で これに全く気付かない人は、味覚的にやや問題がありそうに思います。(ただし普段から日常的に西洋人的に肉類のテリーヌやリエット、向こうっぽいソーセージやハムを食している人は、気付かない傾向あり)」と書かれていて、自分の食生活が西洋化してるのかな・・・と思いました。

抜栓してからしばらく泡がとまらず。

ぶしゅーという感じではありませんでしたが、じわじわとコップ一杯分くらい吹き出ました。

注いでからは落ち着いてくれました。

色も綺麗なサーモンピンク。

マメは結局、一日寝かせたから休んで落ち着いたのかな?

美味しかったですよ!