ワインにソムリエ呼称資格やWSETなどの認定試験があるのと同様に、日本酒にも利き酒師やSake Diploma試験があり、周りの友人知人には関連の資格をいくつも取得する人も多いです。
ただ個人的には日本酒はいいかな、、と思っています。理由はひとつ。
だって、日本酒の原料ってブドウじゃないじゃん・・・
知り合いのワインショップの経営者も、「ワイン会に日本酒持ってくるやつがたまにいるけど許せん」みたいなことを仰っておられましたが同感です。
私が今興味があるのはブドウなんです。
ブドウの話はすごく奥が深いので別の機会にテーマにするとして、ワインに話を移すと、ワインは自分自身にある程度の知識がないとなかなか好みのものを選べない問題があります。
世界にワインが無数にあるということだけでなく、売り手の側もよく知らなかったりしてお互いよくわからないまま頼まざるを得ないということが往々にしてあり、美味しいワインを探し当てるのが難しい。
日本酒の場合、飲食店や酒屋の方が仕入れの段階で選んでいて、好みのものにたどり着ける可能性が高いけれど、ワインだとそういうわけにいかない。
そんなわけで、ワインの勉強を始めたのは「自分でワインを選べるようになること」、たとえるなら私にとっては自転車に乗る練習をするようなものでした。
今はまたちょっと違う感じになってきているけれど、それはまた別の機会に。(ネバーエンディングストーリー風に)
コーヒーのセミナーを受けようと思った動機はワインの勉強を始めようと思ったのと同じような理由で、コーヒー豆の産地や加工法などいろいろな用語を知らないと豆を買うときに好みを伝えられないからで、基本的なことは体系的に教わった方が得だと考えたからです。
こちらは例えるならプロトコルを習うようなもの。
そんな感じのことを日々考えてます。