「飲みやすい」ワイン、という表現が苦手です。
ワイン仲間とその話題になったことがあるんですが、要するに、「じゃあ、飲みにくいワインって何だよ・・・」みたいなことです。
飲みにくいワインについて掘り下げてみると、おそらくタンニンや酸がきつすぎて、その人の好みより苦味や酸味が強く感じられるワインなのでは？
それでは飲みやすいワインっていうのは一体何なんでしょうね。
「美味しい」ってことで良いのではないでしょうか。
もう一つ付け足すと、「バランスが良い」ワイン、というのもなるべく言わないようにしています。
これは私の師匠だったソムリエの先生が、「バランスの良いワイン」という表現はしないと言っていたことを継承してのこと。
ワインと同じように人間も「バランスの良い」人なんていうのはいないわけで、それぞれに個性があって、きちんと向き合えば対象が理解できるのではないかと思うのです。