知人から「どうして今このタイミングでジョージアワインが流行ってるんでしょうか？」と訊ねられました。
ヨーロッパの一部のワイン業界人をのぞいて、ジョージア（旧グルジア）ワインを世に知らしめることになったきっかけの出来事は、2013年のユネスコ無形文化遺産認定ではないでしょうか。
モスクワに長期滞在していた当時、ヨーロッパ（西側）からユーラシア大陸を越えて日本に音楽や文化の流行が伝わってくるのには、だいたい4～5年くらいの年月がかかるという皮膚感覚がありました。
2010年代前半にはすでにヨーロッパではポピュラーになっていたジョージアワインが日本で浸透するにもやはり4～5年以上の時間が必要だったのではないかなと思います。
日本はユーラシア大陸からも切り離された離島であり、アジアの端、極東よりさらに東に位置し、言語も日本語という独自の言語を用いていながら、最先端の先進国だと固く信じている人が多いのには驚かされるけど、こんなに遠い上に、情報源を狭めておいて、最先端でいるのはいくらインターネットが発達したといっても無理があるだろう・・・
外国語を習得することの効用は計り知れません。