2018年のソムリエ教本には、生産国としてジョージア(旧グルジア)が登場しました。
ルカツィテリの品種個性について考えていたとき、そういえば教本に載っていたかなとあらためてページを繰ってみたところ、残念ながら品種の解説はあまりなかったのですが、産地の情報はだいぶしっかりしていると感じました。
なかでもツィナンダリに関する記述があることに注目。
主要品種ルカツィテリに、ムツヴァネ 15%までブレンド可とのこと。
グリューナー・フェルトリーナーやピノ・グリージョに似ていると書いてあるけれど、ツィナンダリは葡萄の品種名ではなくて産地あるいはワイン名なので、これを読むと誤解しそう。
いうなればガルガーネガにトレッビアーノをブレンドしたソアヴェとかにたとえた方が語弊を招かないんじゃないかなと思いました。
ジョージアワインについて、聞かれる機会が多いけど、ソムリエ教本に載ったとはいえまだまだ日本語の情報量が少ないんだなと考えさせられる今日この頃です。