ソムリエの扱う範囲はスピリッツ全般であって、ワインだけではないので、「バリザム」のこともこのブログに書いていいかなと思います。
バリザム(балъзам)というのはロシア語で薬草酒のこと。
地方によって色々な薬草酒があるようですが、私はあまり多くの種類のロシア産バリザムを飲んだことはなくて、留学時から愛飲していたのはチェコ産のベヘロフカでした。
ベヘロフカは、日本でもちょっとマニアックなソムリエの勉強会なら出たことがあるから、割と日本でも知名度あるのかも知れません。
30種類以上のハーブが使われていて、その原材料を知る人は世界で2人しかいないんだそう。
養命酒が14種類の生薬、イェーガーマイスターが56種類のハーブを使用しているとのことなのでその中間くらいですかね。
風邪をひいたとき、熱い紅茶に入れて飲んだりしてました。
熱が出ると今でも反射的にベヘロフカが欲しくなります。