私の通っていたワインスクールの、日本ソムリエ協会の呼称資格の試験対策用に設けられている受験クラスは、毎週同じ曜日に通うことになるので通称「○曜クラス」とか、または講師の先生の名前をとって「△△(先生の姓)クラス」などと呼ぶことが多いです。
私は登録していたのが土曜日だったので「土曜クラス」の生徒だったのですが、スクール行事である春の遠足で火曜クラスの方と接する機会があって、以降は火曜クラスの集まりにも顔を出すようになりました。
これが私にとって良い転換点になりました。
ワインスクールに通うことになったきっかけが、ロシアで開催されたソチオリンピックだったことは以前も回想していますが、旧ソ連圏のワインに関する情報なんて当時のソムリエ教会の教本をひっくりかえしても出てこず、日本でそんなワインをワイン会に持ち込むなんて恥ずかしい!!とその頃は思い込んでいました。
当時(2014年)はまだまったく日本で知名度の低かった、ジョージア(旧グルジア)やアルメニアのワインに興味を持ってくれて、飲んでみたいと言ってくれて、面白がって話を聞いてくれたのは、火曜クラスの皆さんと田辺先生です。2014年火曜クラスの存在は本当にありがたかったです。
土曜クラスしか知らないままだったら、私はずっとワイン会にブルゴーニュやボルドーのワインを持って行っていただろうな~と。
そして、ジョージア(旧グルジア)のワインを紹介する会を開いたりすることもなかったのではないかなと、ふとしたときに考えたりします。
あまり知られていない東欧などの産地のワインでも堂々と持ち込ませてくれて、一緒に楽しんでくれた方々には今でも感謝の念が絶えません。