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ムテバンディディ

クラウドファンディング「Makuake」プロジェクトで、ジョージアのビオディナミ農法の夢を叶えようとしている本間さんから、プロジェクト支援の御礼のメールが届きました。

 

とても興味深い内容だったので、引用してご紹介。

『ワイン発祥の地ジョージア~8000年のワインを応援して下さる応援団の皆様へ

 

リターンワインとジュースの発送、今、最終準備を行っております。

いま少しお待ち頂けましたら有難く存じます。

サボっている訳ではないのですが、連続のワインフェス、地方でのプロモーションなどが続き

座って仕事をする時間がほとんどありませんでした。

本日、最後のプロモーション(店頭販売)が終了。

いよいよ本格的に作業を開始致します。

こちらの勝手な事情で皆さまをお待たせして申し訳ありません。

お詫びに興味深い1枚の写真をお送りします。

ご存知の通り、ジョージアは葡萄の発祥の地です。

コーカサス山脈の南側斜面から発祥した葡萄。

現在も世界に現存する3000種類の固有種のうち、約6分の1の525種類がジョージア固有種です。

 

この写真はジョージアの西部グリア地方で2030年に撮影されました。

葡萄の種類はムテバンディディです。聞いた事ないですよね。

ソ連時代にはこんな作業効率が悪い品種の栽培は禁止され

病害虫に強く、収量の多い品種のみ栽培され、ワインも背番号制になり

例えば白の一番人気の銘柄「ツィナンダリ」は1号と番号で呼ばれるようになりました。

ゴルバチョフ大統領のペレストロイカ時代には禁酒令が発令され

大半の葡萄の木も切り倒されました。

豊かなグリア地方は肥沃な大地と葡萄に限らず多様な動植物の宝庫でした。

それなのにソ連時代、政府の政策でグリア地方ではお茶とオレンジの栽培しか出来なくなりました。

今でもグリア地方では素晴らしいお茶を生産しています。

皆さまに応援頂いたこのプロジェクトでは、ムテバンディディのような

宝物の発掘に似た作業もしたいと思っています。

その時が来たら、竹馬の上手なボランティアを募集しますので、よろしくご参加お願いします。

何故、背広なのか謎ですが、昨年の収穫の時にも背広で参加したおじいちゃんがいました。

きっとハレの日だからですよね。

冗談のような大真面目な写真

これがジョージアの魅力です。

引き続き応援頂ければ幸いです。

感謝を込めて

本間真理子拝』