ジョージア(旧グルジア)でワイン造りをし、ジョージアのワイナリーオーナーであり、江東区にお住いの本間真理子さん(H&N社代表)が、当初所有していた30haの畑を手放し、新たに購入した10haの畑で本格的にビオディナミ農法を始めたと知って、詳しくお話を聞いてみたいと思っていたところ、本間さんの息子さんから、このGW期間ワインフェスにいますとご連絡をいただいたので、はるばる行ってまいりました。
運良く、本間さんのジョージアワインセミナーにもタイミングが合って受講することができました。
農薬を使わない自然な農法でワイン造りを行っていたのはソ連崩壊の30年前までがピークで、ソ連崩壊後は農業省から助成金が出てもお金の使い方がわからない農民は結局農薬を買ってしまうという現実、そしてジョージアワインの知名度が国際的に飛躍的に上がると同時に西側諸国の資産家が参入して大量生産のワインに着手し始め、その流れで昔ながらのワイン造りをしているワイナリーは減る一方であること、本来の自然農法で作る美味しいワインを守るために本間さんが現地で畑を購入し、ジョージア人と一緒にビオディナミで土づくりから始めるため、「私はスギナ屋さんになるのかしら?」と思うほど今年はスギナをたくさん植えたという笑い話など、現地にいる方ならではの興味深い話ばかりでした。
地葡萄のサペラヴィ種でできたワイン「gvino」のテイスティングもさせていただきました。
美しい、pigeon blood(ピジョン・ブラッド)の色をしています。
このワインフェス、いまだ飲んだことのない珍しいワインに出会う機会でもあり、今回はマケドニアのワインをじっくり試飲することができたりとか、なかなか楽しいイベントでした。
マケドニアの地葡萄ヴラネックをつかったブティックワイン「Kamnik(カムニック)」は、美味しいし、ボトルもお洒落。
ブルガリアワインも、じっくり時間をとって説明を聞くことができました。
ブルガリアワイン会を開けるほど詳しくなったかも!種類も豊富。
ルーマニアも、ワインが美味しいですね。
ルーマニアワイン専門店の店長が熱意ある説明をしてくださったので、つい聞き入ってしまいました。
エラスリスも安定の美味しさ。
エラスリスは、私のワインの師匠であり元インポーターの山本祥平さんが以前勤めていたヴァン・パッシオンで取り扱っているチリのワインです。
しばし、山本氏の思い出話に花が咲きました。あんなに周りの人を幸せな気持ちにさせる人もなかなかいないよね!ということで意見が一致。
カナダワインも美味しかったです。辛口も、甘口も、全部買いたい。
そんなに広い売り場ではないのですが、都内のデパートと比べて人の数が多くないのでじっくり見ることができて、一店舗ごとに話をしていると気づいたらかなりの時間が経っていました。
考えてみたら、私が到着したのは14時過ぎだったのですが、閉店までいたので5時間半も滞在していたことに・・・。
お付き合いくださった皆様、ありがとうございました。ワインたくさん買ったから許してね。