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鶏料理(準備編)

仕事の関係で、あるパーティーに参加することになりました。

「鶏限定の料理をつくる」会。

鶏肉しばりで、料理をみんなで作って食べて飲むという会だそうです。

内臓と卵も可だそう。

 

そこでワインを選んでください!というリクエストがあったので、僭越ながら選ばせていただきました。

乾杯用の一本目。ニュージーランドのスパークリング・ワイン。

この季節に合いそうな、ソーヴィニヨン・ブランを使った爽やかな泡。

エノテカで購入。

キャップはゾルク。

鶏ハム、漬け物を事前に仕込んで持ってこられる方がいらっしゃるとのことで。

それに合わせてラインヘッセンのリースリング。

 

素直でフルーティ、軽快でチャーミングな白ワイン。

 

こちらは"Wine of Germany"の「いま飲むべきドイツワイン」のセレクション2018でも紹介されているワインです。

鶏モモ肉で唐揚げ、油淋鶏を作る方がいらっしゃるとのことでロゼを。

 

唐揚げなら日本のシャトー・ジュンや、南仏のHECHT & BANNIER( エシュ&バニエ) もいいかなーと思ったのですが、油淋鶏ならスペインの方が力強くて負けなさそうだし。

オノロベラの赤は何度か飲んだことがあり、エチケットも美しく印象的でとても好きなワインです。

この会の発起人が鶏レバーのクリーム煮を作るらしいので、ちょっといいシャルドネを。

 

この「ブレッドアンドバター」は、最近友達とあらためて飲んだらかなりオイリーでバタリーだったので、一体何を合わせたらいいのか?!と悩むほどコクがある白ワインなのですが、クリーム煮やグラタン系なら合うかも、ということでもってきてみました。

 

初めて飲んだのはワインバーだったのですが、ワインだけでもじっくり飲めるようなしっかりしたワインです。大好き。

はじめに書いておくと、すみません、これは手違いです。。

卵料理をつくる方がいらっしゃるとのことで、バルバレスコをもってくるつもりだったのですが、バローロを買ってしまいました。

 

バローロはワインの王、バルバレスコはワインの女王。

 

バルバレスコの方が優しくて繊細とかいわれてますが、造り手にもよるし、ブラインドでそこまでわかるかどうか・・・というものなのでこれはバローロで押し切ることにしました。

 

ちなみに卵料理にバルバレスコは、王道の組み合わせだそうです。

サンテステフのマルキドカロン。

 

ボルドー格付け第3級カロンセギュールのセカンド。

 

自分のトマト煮込に、重ための赤を合わせようかとずっと悩んでたのですが(料理がグルジア風なので、本当はグルジアワインにしたかったけどコアすぎると思い自粛)、特に開ける予定もなくだいぶ前に買ってセラーに入れっぱなしだったボルドーにしました。

 

ここまで、これだけ各国の世界中のワインを並べておきながら、王道のフランスが一本もないのはどうかなと思ったし。

 

以上が今回の鶏料理に合わせたワイン達でした。

 

飲食以外の職業で、職場でワイン詳しいとか思われてる人は割と経験あるのではと思うのですが、急に大型スーパーマーケットとか、「ボトルすべて2,500円!」みたいなレストランで美味しいワインを選んでください、っていうの無茶すぎません?

 

ある程度納得感があって、お財布にもやさしい(参加者全員がワイン大好きでワインに出すお金には糸目をつけない、という集まりの場合は話は別ですが)セレクションをするには、事前にネットなどで手配しておくのが確実です。

 

そんな感じで言い訳が多いワインセレクションでしたが、主役は鶏料理だし、みんながみんなワインにこだわりを持っているわけでもないだろうし、でも、これだけ好き勝手にワイン選ばせてもらえて楽しかったです!