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ビオとビオディナミ

ワイン関係のお友達の案内で、乃木坂の「Cafe Rouge」というビストロに行きました。

 

こちらではグラスで飲めるワインを常時数多く取り揃えているそうです。

 

どんなのが好きですか?との質問に、どんなのがありますか?と逆質問してみると、「ビオロジックまではあります、ビオディナミまでいくと今日は開けてないんですけど・・・」とのお返事。

 

曰く、「ビオロジックとビオディナミは全然違います(キッパリ)」とのことで、おさらい。

 

図式で示すなら、「ビオロジック<ビオディナミ」ということができそう。(つまり、ビオディナミの方がすごい)

 

ざっくり言うとビオロジックは、有機栽培のことで、化学肥料や農薬を使わない。

 

ビオディナミは、生力学農法といわれるもので、農作業を月、惑星、星座の位置を記した「播種カレンダー」に基づいて行い、自然な素材由来の肥料を畑に撒いて土壌の活性化を図ります。

先日のワイン会で出した、ニュージーランドのセントラル・オタゴでワイン造りをされている佐藤夫妻のサトウ・ワインズでは、有機およびバイオダイナミック農法でブドウを育成しているそうです。

 

道理でとても美味しかったです・・・この日に開けたワインの中でも一番だったのではないかな。 

ちなみにオーガニックぽいワインの裏のラベルでよく見る、上のマークは「ユーロリーフ(Euro leaf)」というそうです。

 

EUの有機ロゴで最も有名。2012年より、EU加盟国において生産、包装された全ての有機食品は、基準を満たしているものは、有機ロゴの表示が義務付けられたそうです。ラベルには認定機関のコード番号と原材料の栽培地を記載することが求められているけど非包装の食品や輸入品に関しては、ロゴの使用は任意とされているとのこと。

 

これに関しては、「意外ととるの簡単」「認証の基準を満たしていても敢えて謳わない生産者も多々」など陰でいろいろ言われており、あまり私も重要視しないというか、ラベルに描いてあっても「あっ、そうなのね。ふーん」くらいの感想しか持たないようになってしまいました。