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嗅覚

ワインの資格をとったという話をするとよく聞かれる質問のひとつに、「香りが分かるのは特別な才能なんではないですか?」というのがありますが、それは幻想だと思います・・・

 

嗅覚は鍛えられる、というかそもそも人間の嗅覚の能力にそれほど差はなくて、嗅ぎ取った感覚を意識するかどうかの問題ではないかと思います。

 

二次試験の対策のときに考えたのは、嗅ぎ取った感覚を言語化しておくことが大事で、それを言葉にして脳にとどめておくのがソムリエの訓練なのではないか?ということ。

 

みなさん、どうなんでしょ。

 

資格を取って以来、香りに敏感になってしまって、というよりは香りに対して意識を強く持ってしまうようになったため、以前はあまり気にしないでいられた香り、たとえば他人が喫煙所から戻ってきたあとの衣類にしみついた煙草の香りや、他人の香水の香りなどをいちいち何の香りかかぎわけようと反応してしまうため、以前より生活しづらくなったような気がしています。

 

今週は香水をつける人たちと接する機会が多いため、ちょっとつらい。