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クロアチアワイン

ワイン会を主催していると、色々な方が参加してくださいます。

 

以前お仕事でクロアチアに長期滞在されていた方がいらした際、「クロアチアワインには興味ありませんか?」と話をふってくださったのですが、クロアチアワインって日本ではあまり飲む機会ないんですよねと応じると、クロアチアワインを少しテイスティングできるかも知れないので、アカペラコンサートに行きませんか?とお誘いいただきました。

「ワインが飲める♪」というところしか聞いてなかったので、詳細をあまり知らないで行ってしまったのですが、クロアチア大使館主催の日本ークロアチア国交樹立25周年と、クロアチアのEU加盟5周年を祝う式典とのことでした。

会場に着いてすぐにEU大使を紹介されました。

お連れいただいた知人が「私の友人で、ワインに詳しい方です」と紹介してくれると、EU大使は「おお、それは素晴らしいですね!たくさんワインを楽しんでください」と笑顔で迎えてくれました。

 

ワインが好きっていうだけで受け入れられる、ワインの説得力ってすごい。

 

会場内で知り合いの顔を見かけたので、「今、ギリシャワインの輸入者の方がいました」と報告すると、「ハハハ、ギリシャよりクロアチアのワインの方が美味しいと思いますよ!」と余裕のコメント。

 

肝心のコンサートですが、クロアチアは男性の混声合唱のアカペラが有名だそうで、大変素晴らしい歌声でした。

レセプションではお料理と、赤白ワインがたっぷり振る舞われ、「ちょっとはテイスティングできると思うよ」なんてものではなくじゃんじゃん注いでくれました。

 

知人曰く、クロアチアの料理は、魚介をそのまま素材の味わいで楽しむとか、イノシシや鹿を捕まえてきてそのまま焼いて食べる(それもすごいと思うが)とか素朴なもので、飾り気はないですよとのことでした。

ワインはその日のお料理ととてもよくマッチして、引き立て合うような味でどちらも美味しくいただきました。

 

その後、レセプションの間中ずっとつかまって忙しそうだったクロアチア大使にもご挨拶させていただくことができました。

現地にはもっといいワインもたくさんあるんだそうで、生産量が少なくなかなか外の市場に出回らないということを知人は強調していました。

 

クロアチアのワインが、日本にももっと入ってくるといいですね。