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続・アンフォラとクヴェヴリ

以前このブログに「アンフォラとクヴェヴリ」という題で、クヴェヴリとはアンフォラのことなのか?という内容を書いたのですが、やはりどうやら別の物らしい!という結論に達しつつあります。

 

上の画像のエチケットは、フジマル醸造所の「山葡萄 甕仕込み」。

 

フジマル醸造所に以前お伺いした際に聞いた情報によると、フジマルさんではジョージアのクヴェヴリを輸入して大阪まで運んできてこちらのワイン造りを行っているそうです。でも、クヴェヴリって土中に埋めて土と対話させるのがポイントになってるから、土がないと意味ないんじゃないんですか?と質問すると、「はい。ですので、ジョージアの土も輸入しました!」とすごいことをさらりと仰っていました。すごすぎるワイン造りへの執念。

 

ちなみにクヴェヴリは輸入すると一つ100万円くらいかかるんだそうです。

 

ジョージアのクヴェヴリ製法は、2013年にユネスコの無形文化遺産に登録されています。

週末に読んでいた本で、アンフォラのことがこのように解説されていました。

「ジョージアの『クヴェヴリ』という製法からインスパイアされている」ってことは、別物でいいんですよね?

山形のグレープ・リパブリックについて紹介されていた記事の写真。

クヴェヴリではないですよね。

「スペインから取り寄せた」ということは、これは「ティナハ」かな?

 

そういえば今日テレビで「旅するスペイン語」をたまたま見ていたら、壺でつくるワインのことが紹介されていました。

たしかにクヴェヴリからインスパイアされたような形状をしていましたが、完全にまったくそれと同じではないような。

ワイン造りは奥が深いな、だからこそ面白いと思いました。