来週から平昌オリンピックですね!
オリンピックでワインを連想する人はあまりいないと思うけど、4年前のソチオリンピックのときソチにいたので、五輪といえば、ロシアワイン絡みの出来事をいくつか思い出します。
ソチでは、マルチサポートハウスという、五輪選手のトータルケアを行う施設の設営に関わっていたんですが、マルチサポートハウスについてはご存知でしょうか?
スキージャンプのレジェンド葛西紀明選手が、ご自身のブログで書いてくださっています。
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あのピロシキ腐ってやがったべーーーー!|( ̄3 ̄)|
チクショー(♯`∧´)
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レジェンド!(笑)
私、このブログ読んで以来、葛西選手の大ファンになりました!
それはさておき、私自身は大会期間中マルチサポートハウスのスタッフとして詰めていたわけではないので、オリンピックの開会式後、試合が始まるとハウスではあまりやることがなくなりました。
かといって現地にいてヒマにしてるわけにもいかないので、毎日ありとあらゆる種類の雑用を一手に引き受けていました。
なかでも面白かったのは、「乾杯のアテンド」という仕事。
選手の応援のために来露した団体客御一行のディナーの乾杯が滞りなく行われるように準備するという依頼が何度かありました。
ビールはあらかじめ人数分冷やして、白ワインも冷やして、赤ワインは常温で用意してもらう。こんな簡単と思えることに、何度苦労させられたことか。
ロシアってビールをキンキンに冷やしておくという習慣がそもそもないので、アジアの某国のスポーツ省の高官との食事会では頼み込んでビールを冷蔵庫に入れてもらって、それでも冷やし足りずに氷を入れて対応してもらったりとか。
(その国ではビールに氷を入れるのはアリだったらしくて、これはセーフでした。日本人対応だとありえなさそうなんですが・・・)
白ワインもロシアでは必ずしも冷やして飲むものではないので、現地のレストランのオーナーが地元の白ワインを冷やすのを渋るのを説得して、日本人のお客さん向けにクーラーに入れてもらったりとか。
お酒の温度管理には、何度も冷や汗をかかされました。
でもお酒の温度ということに関心を持って、おもしろいと思うまでになったのはこの時からじゃないかな、と思います。
これは、ロシアの地ビール。
仕事のあとのビールが美味しいのは、どこの国でも同じです。
引用:葛西紀明オフィシャルブログ
「神風ジャンパーの挑戦」
https://ameblo.jp/nori66nori/entry-11771303557.html