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ワインと言語

以前、美容室で美容師さんと雑談でロシアの話をしていたら、「ところでロシアって、何語なんですか?」と聞かれてひっくりかえりそうなくらい驚きました。

 

でもそれくらいで驚いてはいけないようで、スペイン語を勉強している友達にその話をしたら、「私も『スペインって、何語なんですか?』ってネイリストさんに聞かれたので『フランス語ですよ』と答えておいた」と言っていました(ひどい)。外国語のことって世間ではあまり常識と思ってはいけないみたいです。

 

でも、もしロシアワインが海外に出るとしたら、やっぱりネックってロシア語なのでは?と思います。

だって上の写真、「シャルドネ」って書いてあるんですけど、ロシア語知らなかったらどんなワインか分からないじゃないですか?

記憶では、ロシアによるグルジア(現ジョージア)ワイン禁輸以前は、グルジアワインのエチケットの表記はロシア語が目立っていたような気がするんですが、市場の変化に合わせて、以降のジョージアワインのデザインって英語表記が見られるようになってきたのでは。

 

話がそれますが、コーカサス三国(ジョージア、アルメニア、アゼルバイジャン)の主要言語が全部違うの知ってる人ってどれくらいいるんでしょうか。

 

ジョージアはジョージア語、アルメニアはアルメニア語、アゼルバイジャンはアゼルバイジャン語です。

私も全部できないからわからないけど、少なくとも文字を見た限りではまったく違います。

これが、ジョージア語のアルファベット表。

 

ツーリスト・インフォメーションの壁に貼ってありました。

実はグルジア語だけは、ほんの少し勉強したことがあります。

 

というのは友達から、「スルグニ(グルジア版モッツァレラ)」買ってきてと頼まれて、見たらこんな感じなんです。

 

これ文字読めないと探せないじゃんと思って、ちょこっと勉強しました。

ちなみにグルジアの文字は大文字と小文字に分かれてなくて、33個しかないのでアルファベットくらいならすぐ覚えられると思います。

アルメニア語の文字は、こんな感じです。

 

きっと、「ゴールド・ジム」って書いてあります。

アゼルバイジャンの文字は、こんな感じ。

 

「e」がひっくり返ったみたいなアルファベットがよく出てきました。

アゼルバイジャンのワインなどはほぼ国内消費用で、外向けを意識してつくってないのでは?という気もするけど、ロシアやジョージアのワインは、国外に出るにしたがって今後はエチケットの文字やデザインも変わっていくのかな、なんてことを考えました。