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NISのワイン

先日、同じワインスクールの友達とLINEしてたら「CISのワインも興味あるから~」とメッセージをもらい「うん?」と違和感を感じました。

 

CISって久しぶりに聞いたような・・・

 

CISとは、ウィキペディアによると「独立国家共同体(英語: Commonwealth of Independent States)は、ソ連崩壊時に、ソビエト社会主義共和国連邦を構成していた15か国のうちバルト三国を除く12か国(発足当初は10か国)によって結成されたゆるやかな国家連合体(コモンウェルス)。」とのこと。

構成国一覧は上の画像のとおり。

 

記憶では、途中からNISって呼ぶようになったよね。

 

というわけで、これもウィキペディアで見ると「NIS諸国(New Independent States)通称 NIS (ニーズ)は、1991年以前のソヴィエト連邦ならびにその構成共和国であった地域であり、同時にこの地域に存在する国家の総称である。NISは英略称であり、本来の単語を日本語に直訳すれば「新独立国家」となり、NIS諸国は要約すれば「ソ連崩壊で独立を完全に果たした国々」ということになる。」 

 

全然、別の概念みたい。

「エミさんって東欧のワインが好きなんですね!」と言われることもよくあるけど、私が応援してるのは、ソ連崩壊で独立した国々

 

なぜなら、1. それらの国々がロシアに虐げられた歴史を見てきているし、2. 自分がロシアの仕事で苦労していた時代にはそれらの国々のお酒に慰められてきたし、3. ソ連崩壊で市場に放出された国のワインの動向に興味があるから。

 

(CISだとウクライナとジョージアが抜けちゃってるから、私にとってはここの定義はNISというのがより正確ということになるかと思います。)

 

それにしても旧ソ連構成国ってワイン産地多いんですね。個人的には、ロシアは自分の土地でいいワイナリーを作ることができなかったからコーカサス諸国やクリミア半島を狙ったのではないかと、ほとんど真剣に疑っています。

 

何が正しいかという話ではなく私が好んで飲むのはNIS諸国のワインですが、他を否定するわけではなくて、東欧のワインに興味を持つ人もいれば、古代オリエントのワインを求める人もいるし、人は経験や記憶でワインを飲めばいいんじゃないかな。