(※カモメの背景にぼうっと見えるのが、バクーのランドマーク的シンボル「Flame Towers」)
休暇明けに、何人かに「なんでアゼルバイジャン行ったの?」と質問されました。
(それより、「それって、国?聞いたことないけど・・・」という質問の方が多かったですが・・・)
コーカサス三国と呼ばれる隣り合った三兄弟が、そんなに違うのかなというのは以前から気になっていて、去年ジョージアとアルメニアに行って、ますます見てみたいと思う気持ちが強まっていました。
行こうと決めたものの、ガイドブックなど書店で買える現地の情報は、地球の歩き方のロシア編におまけのようについている数ページのみしかありません。
ロシア関係でもアゼルバイジャンまで行った人は私の周りには多くないのですが、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構の調査部で働いている友人が何年か前にバクーに通い詰めていたことを思い出し、連絡すると、当時のレポートを送ってきてくれました。
公開されているもので問題ないとのことなので、引用させていただきます。
https://oilgas-info.jogmec.go.jp/pdf/2/2149/200811_079e.pdf
上記レポートの中の、P.3のこの地図がすごい。
(出所:JOGMEC)
「アゼルバイジャンからの原油・天然ガスパイプライン」
「ブドウの水脈が乱れるから」と石油開発を国民投票で否決したジョージアですが、パイプラインめっちゃ通されまくってるのね・・・まぁ、パイプラインは地表這ってるだけだからいいのかな。
知れば知るほど、この地域のことをもっといろいろ知りたくなってきてしまいました。
(2018年2月5日:追記)
「ロシアの経済を牽引するのは、なんと言ってもエネルギー資源だ(中略)。天然ガスは非常に細かくパイプラインが通っているが、現在グルジアを通っているパイプラインがこの先どこに延びるかが非常に重要な問題になっている。そこからウクライナを通るのか、あるいはそのまま黒海に通して、そこからタンカーで運ぶのか。パイプラインのルートをめぐって、周辺国が一喜一憂しているのが現実だ。極東では「サハリン1」「サハリン2」のプロジェクトがあり、当初の計画では日本までパイプラインを引くことになっていたが、現在はユジノサハリンスクから船で運ぶ話になっている」
(JB Pressの以下の記事から引用:)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/49308