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レコールデュヴァン

ソムリエ協会の試験を受験したのは、2014年のことです。

もともとお酒は好きだったけれど、今思えばワインを体系的に勉強してみようかなと思ったきっかけとなる理由は二つ。

 

ひとつめは2013年にソチオリンピックの仕事でソチに出張した際に現地代理店の担当者がロシアワインを飲ませてくれて、びっくりしたこと。ふたつめは2006年から続いていたロシア国内でのグルジア(現ジョージア)ワイン禁輸が2012年には終わっていて、その翌年私がソチ入りした際には再びグルジアワインが買えるようになっていたことです。この出来事により、もっと世界のワイン市場について知りたくなって勉強できる方法を探しました。
2014年2月にロシアから帰国し、3月は残務処理に終われ(ソチオリンピック終了の4日後にロシアがクリミア半島を併合して国際的な批判が殺到したおかげで現地通貨の価値が暴落し、請求書処理が終わってない業務は大混乱でした)、4月に入ってからようやくワインスクールを探し始めたけれど、私の調べ方が悪かったせいか「今年の募集は締め切りました」という返事ばかり。それもそのはず、そのときはwine lover向けの講座やステップ1、レベル1などの初級者・愛好者向けの授業を探すことが頭になく、なぜか年に一回しかないソムリエ協会の試験を目指す講座の資料請求をしまくって焦っていました。
一次試験は8月、スクールを探し始めたのは4月。一年かけて準備する人もいるというのに勉強時間が少ないのは明らかです。
そんなとき、恵比寿のレコール・デュ・ヴァンだけが「DVD学習で補講も受けられるから、まだ大丈夫ですよ〜」と言ってくださいました。「通います!!」と即答し、翌日には学費を一括で振り込みました。そこからは大変な暗記と実習の日々でした。
でも受け入れてくれたレコールには今でも感謝しています。