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バクー初日

とりあえずバクーに到着。空港を出ると18時。すでに外は真っ暗。ホテルの送迎タクシーの運転手とはスムーズに落ち合うことができ、スーツケースをトランクに入れて車で走り出すとほどなくして雨が降り始める。気温は9度。さほど寒くない。


空港から市街へ向かう幹線道路や通り沿いに並ぶ建物群はソ連風の佇まいを残しており、気を抜くと今自分はモスクワにでもいるのかと錯覚しそうになるが、意表をつくように近代イスラム風の奇抜な建築が視界に飛び込んできて一瞬どこにいるのか分からなくなる。


この国はイスラム教徒が多いそうだが、この時期になってもまだ巨大な電飾を施したクリスマスツリーがあちこちに見られることが、ロシア正教徒もある程度いることを物語っている。送迎の運転手はロシア語が片言しか喋れず、コミュニケーションがあまり取れなかった(公園のツリーが11時に点灯するということを一所懸命説明されたような気がする…)。市内の並木道を走っている間は渋滞がひどく、急速な経済発展で車の数が増えすぎていることが見てとれた。


ホテルの部屋に入って落ち着いたらまだ19時半。どこか歩いてこようかな。