普段から周りにロシア関係の知人友人が多いせいで、ロシアに関することを常識のように言ってしまう傾向があります。
先日、ワインスクール友達でイタリアンのソムリエール嬢から、「『ロシアのワイン産地といえばクラスノダールですが・・・』とあまりにも当然のことのように言うのはどうなんでしょう」と苦言を呈されました。
もっともなことだと思います。
ところで最近読んだワイン関係の本の中で、この「比較ワイン文化考 教養としての酒学」は、はっきり言って良書です。
初版が1981年に出た本なのに、ソ連のワインについて言及されています。
ロシアがワイン産地となることも予言されているかのようです。
そして現在、マーケットが開かれ、旧ソ連だったワイン産地が世界に名乗りを挙げ、面白い時代がきているなと思います。
「ロシアのワイン産地といえばクラスノダールですが・・・」と発言しても妙な顔をされないようになる日も遠くないかも知れません。